ほていさんの覚書

自分なりの視点で世界を切り取りたい

アラフォーサラリーマンへの応援歌に聞こえた

仕事もプライベートもしっかり落ち着いてしまった中堅サラリーマン、

でも、どこかでそんな自分に嫌気がさしていて、

心の底に秘めた情熱をもっている、そんな社会人にオススメです

 

 

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

革命のファンファーレ 現代のお金と広告

 

 

読み終わった後、ギュッとハグをされているような、

ほっこり、あったかい気持ちになりました

同世代の彼が、自分の経験と信念から書き起こした、真のことばだからこそ

読み手の心にもグッと響く内容になっているんだと思います

 

 

すでに、多くの場所で取り上げられている本なので、

説明は不要かもしれないけれど、

 

この本は、絵本「えんとつ町のプペル」を製作し、

販売していく過程を例に挙げながら、

現代のお金と広告をめぐる、

世の中の大きな変革を解説していくことが主な内容になっています

 

芸人という職業柄のなせる業なのか

文体がとてもわかりやすくて、笑いの要素も絶妙に取り入れられているので

読んでいて、全く飽きず、なおかつぐっと心を掴まれるような

そんな体験ができます

 

行動しない人間は、自分が行動しない理由を、すぐに「勇気」 のせいにする。「勇気ないから一歩踏み出せない」と言う。これは違う。大間違いだ。

行動することに、勇気は必要ない。

一歩踏み出すために必要なのは、ポジティブシンキングではなく、ロジカルシンキングだ。

説明できてしまう事柄に「勇気」は必要ない。(p. 300)

 

勇気のせいにしてはいけない。今、あなたが行動できていない理由は、あなたが情報収集をサボっているせいだ。努力だ、圧倒的努力。これに尽きる。

 

行動しよう。

失敗したら、取り返せばいい。

大丈夫

(p.302) 

 

 「大丈夫」

最後のこのことばに私は胸が震えました

こんな風に肯定してもらえることって、この歳になると、ほとんどないから

「大丈夫?」は毎日のように聞かされるのに・・・

 

不思議だった、この「大丈夫」を読んだときに、

お腹の底から力が湧いてくるような、そんな気持になりました

 

 

 

 この本の中では、絵本の企画にとどまらず、

面白い企画が今もなお進行中であることがわかります

これから彼がどんな革命を起こしてくれるのか

同世代の人間として、ワクワクしながら待ち望んでいます