【速報!!】《香港ー深圳北》高速鐵路に乗ってみた#2さあ、乗ろう
さあ、いよいよオープン初日!!
準備万端整えて、高鐵に乗ります!!
前日夜にオンライン予約で、チケットを購入すると
予約確認メールが送られてきました。
そのメールには、最低、出発時間の45分前にはチェックインするように
という指示が書いてありました。
やっぱり、飛行機と同じ感覚です。
日本の新幹線のように、出発時刻直前にきて、改札を通り、パッと乗車
というような感覚で行くと、確実に乗れません。
国内線の飛行機に搭乗するイメージで、利用する感覚が大事だと思います。
MTR九龍駅から高鐵西九龍駅へ
今回は、MTR九龍駅から香港西九龍駅へ行く方法を選びました。
《香港ー深圳北》間の香港側の正式な駅名は、
『香港西九龍』(Hong Kong West Kowloom)です。
この香港西九龍駅へは、
空港から市内へ乗り入れるエアポートエクスプレスの駅でもある
九龍駅(Kowloon)と、柯士甸駅(Austin)の両方の駅から行くことができます。
どちらの駅からも連絡路が整備されているので、
迷うことなく確実に行くことができます。
九龍駅(Kowloon)に着くと、すぐに高鐵のイメージカラーである
オレンジ色のサインがいたるところにあり、
香港西九龍駅への順路を分かりやすく示しています。
このオレンジ色のマークを頼りに進んでいけば、
香港西九龍駅へ着きます。
途中の連絡通路は、ヴィクトリアハーバーに面していて、
とても香港らしい景色を横目に見ながら歩くことができます。
大陸から香港に訪れた人は、きっと、この景色を最初に見て、
香港に来た感動を味わえるのではないかなぁと思います。
高鐵に乗らなくても、この遊歩道はとても景色がきれいなので、
私はお勧めしたいです。
ヴィクトリアハーバーの景色を見終わると、
いよいよ香港西九龍駅内に入ります。
この日は開業初日とあって、報道陣や利用客、駅スタッフなどで
すごい熱気に溢れていました。
チケット発券
まずは、予約してあるチケットを発券してもらいます。
Ticket Collectionの窓口に行きます。
予約確認メールとパスポートを窓口のスタッフに渡します。
発券してもらったチケットをもって、改札を通ります。
香港『出国』手続き
まずは、香港側の『出国』手続きがあります。
空港と同じで、手荷物検査と金属探知機を通過します。
それが終わると、香港側の出国になります。
外国人は「Visitor Counters」に進みます。
香港IDを持っている場合は、このゲート。
出国ゲートを通過すると、Duty Freeのお店が両側に並びます。
空港と全く同じです。
これで、ようやく列車に乗れるのかと思っていたら大間違い(笑)
しばらく行くと、いきなり床に「国境」が!!
なんと、ここから「中国」になってしまうのです。
なんとも不思議なことになっています。
実際、ここに国境を設けることには、
香港の人からは強い反発があったそうです。
この辺りは、なかなかデリケートな問題になりそうです。
中国『入国』手続き
そして、この国境を越えて、中国に「入国」したので、
今度は入国審査をすることになります。
同じ建物の中で「出国」と「入国」が一緒に行われるということです。
不思議なことに、「中国」側に入ると、係員の感じや空気感みたいなものが
突然変わったように感じられました。
圧倒的な数の中国人用のカウンターを横目に見ながら、
外国人用のカウンターは、端の方にたったの2カウンターだけ・・・
なんともいえないアウェイ感がありました。
乗車
入国審査を無事通過し、もう一度中国側での手荷物検査を終えると、
ようやく、列車のホームを示したモニターが見えてきます。
そこで、自分の乗車する列車のホームを確認して、
乗車アナウンスまで待ちます。
ここでも、飛行機への搭乗と同じ方式がとられていました。
つまり、乗客は入場のアナウンスがあるまでは、
ホームには降りられないということです。
発車時刻の20分前までは出発ホールで待つことになります。
(出発ホール上から見た様子)
入場アナウンスがかかると、ようやくホームに降りて、乗車することができます。
(乗車口※このホームは深圳北です)
日本の新幹線の要領をイメージしていると、えらいことになります。
列車に乗るまでに、予想以上の手間と時間がかかるので、
それだけで、疲れてしまう感じです。
今回は、乗車まで約30分かかりました。
外国人のパスポート審査は予想以上に手間取るので、
もし、観光客が押し寄せていたら、もっと時間がかかっただろうと思います。
列車の乗り心地は・・・
(赤いラインが凛々しくてカッコイイ!!)
ようやく乗車までたどりつきました。
車内はこんな感じです。
新幹線と同じ3列+2列シートです。
1等席はおそらく、2列+2列だと思います。
座席表示が電光表示で未来感が出ています。
オープン初日乗車記念で、オリジナルスマホグリップをもらいました!!
かなり嬉しい(笑)
座席の間隔も新幹線と同じで、ゆったりとしていました。
前の折り畳みテーブルもちゃんとあります。
乗り心地も、新幹線と全く同じです。
静かで快適!!
あれやこれやと興奮しているうちに、あっという間に中国側に。
香港側の行程はほぼすべて地下を走っているので、
景色を楽しむことは残念ながらできません。
でも、外に出たと思ったら、もうそこは深圳!!というところが感動しました。
やっぱり、香港とは景色が違うのです。
「中国」っていう雰囲気になるんです。
(深圳北のホーム、とんでもなくデカイです(笑)全部で24番線までありました。スケールが違う。)
わずか20分で深圳北の高鐵ホームに到着です。
本当にあっという間についてしまいます。
とても便利です。
お勧めです!!
以上、高鐵の乗車と乗り心地でした。