こんな若者がどんどん出てきてほしい
忘れかけていた、若いころのピュアな気持ちを思い出させてくれる本です
仕事もプライベートもそこそこ経験値を積んで
何となく惰性で日々を過ごしている人にお勧めです
読み終わったあと、思わず拍手してしまいそうになりました
とてもすがすがしい気持ちになりました
一つのことに人生を捧げると決めた若者のピュアな熱量が
書籍からでもビシバシと伝わってきました
「人生のコンパス」を持って、「人の3倍の密度」で生きている著者
その圧倒的な努力の量に衝撃を受けました
そこまで人はできるのか・・・と
『自分について考えたノートを何冊作っているか』
徹底して、自分と向き合うこと。自分が人生を懸けて何をするかを見極めることです。
自分は、自己分析ノートを30冊以上書きました。積み上げたら30㎝ぐらいあったと思います。それでも、自分の人生をすべて書き出すには、十分ではなかったと思います。(p.147)
自分を振り返ってみた時、これを全くしてこなかったことに愕然としました
ノート30冊分の自己分析なんて・・・過去の自分も、現在の自分も到底できない、と
自分は、あまりにも安易に今の職に就き、そこそこの努力でもって
何となく歳月を過ごし、ここまできてしまったんだと痛感させられました
『世界一にこだわる理由』
僕らが生まれ育った大好きな日本の力は本当はこんなものではないのに、世界で負けているこの状況が心底悔しいからです。
アメリカでも揉まれるうち、僕はあらためて自分のアイデンティティを見つめ、気付いたのです。自分は、紛れもなく、日本人であり、これほどまで自分は日本に対して強い誇りを持っている、と。(p.221-222)
この若い実業家が、日本人としてのアイデンティティを強く意識して、
その上で「世界一を取る」と宣言しているところに
頼もしさと、感動を覚えました
こんな若者がこれからもどんどん出てきてほしい
そして、私も大好きな日本をもっと明るくしてほしい
そう願わずにはいられませんでした
著者の前田裕二は、ご存知、いま最も注目される20代起業家の一人です
これからも、彼の活躍から目が離せないです
心から応援したいです
今一度立ち止まってこの本を読み、
自分の中にあるピュアな情熱を探しにいってみるのはどうでしょう・・・