ほていさんの覚書

自分なりの視点で世界を切り取りたい

①似非日本人

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自分を〇〇県人といって憚らない香港人のAさん。

そもそも「香港人」という言い方自体不適切なのだろうけれど、

香港人はやはり、国籍とかの感覚がちょっと複雑なのかもしれない。

あるいは、ゆるい、あるいは、てきとーとも。

でも、「中国人」ではないとは思っているようだ。そこら辺のプライド意識は高い。

 

香港人の日本贔屓には本当に感動する。感謝する。

こんなに日本のことを好いてくれている人たちがいるのかと思った。

 

くだんの同僚Aさんも、10年近く日本に住んでいたらしい。

その情熱、大好きさ加減には本当に頭が下がります。

日本語のレベルも、日本人同士の職場で不自由なく業務ができるほど。

自分が英語圏の会社で、現地の人と普通にやり取りができるほど

語学に堪能かと言われれば、まったくダメ。

憧れてはいたけれど、そんな大人に。

 

が、しかしだ。

どうも、気に入らないのだ私は。

Aの目線は常に自分本位。

口を開けば不平、不満。

「自分はこんなに日本に理解をもっている外国人です」

「むしろ日本人に近い感覚をもちあわせています」

「だって私は〇〇県人ですから」

「そんな私が訴えることですから当然受け入れられますよね」

同じ日本人なら分かってもらえますよね、私の気持ち」

てな具合で、Aの口から出てくるのは、他の同僚の悪口ばかり。

それをさもいい肴のようにしゃべってくるものだから、

せっかくの会食も台無しということになる。

きっとそんな風に場をしらけさせていることをAは全く感じていない。

だから、相も変わらず私を食事に誘ってくる。

あなたと食事をすると食事がまずくなるから嫌だといえない私。

いつも曖昧に受け流して自分の食事に集中する。

結論、めんどくさいやつ。

似非日本人。

 

 あなたは気づいていないのか。

どう頑張っても香港人のあなただ。(中国人と呼ばれるのが心外ならば)

確かに日本語が堪能(でもたまに意思疎通困難)それは事実。

尊敬します。

 

でも、どう頑張っても香港人のあなたが、

日本人の顔をして同僚の日本人を不快な気持ちにさせる元凶になっていては

それは、ひいてはその他大勢の香港人の株を大いに下げることになると思わないのか?

「香港の人ってすぐに人を批判する、愚痴ばっかりいう、

思い通りにならないことを周りのせいにするよね」って。

 

こんなにめんどくさいやつなのに干されないのも、

逆にいうとあなたが日本人ではなく香港人だから。

日本人が日本で同じように振る舞っていたら、まちがいなく干される。

距離を取られる。だってめんどくさいやつなんだもん。

 

その、「外国人だからある意味しかたないかよね、そういう不平不満がでるのも」

っていう同僚の同情を「私の主張はまっとうで受け入れてもらっている」と勘違いしているのだとしたら本当にイタイ人だ。

早く気づいてほしい。というか、気づかせないといけないのか。

 

そんなAをいつまでも重宝がって使い続けるからダメなんだと私は思う。

「私はこんなに貢献しているんだから」と自己主張に歯止めがきかなくなるのか。

 

もはや、その人個人の問題なんだということはわかっている。

なぜなら、同じ香港人でもカラッと明るい関西系のノリで

忙しいのに周りに笑いを振りまきながら働いてくれる癒し系Bもいるからだ。

プラスマイナス0というところだろうか。

癒し系Bには、私は逆に自分から積極的に話しかけに行きたくなる。

 

人間っていろいろ。

人間っておもしろい。